溶連菌感染症
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溶連菌感染症とは
溶連菌という細菌がのどや皮膚に感染する病気です。
好発時期:1年中ありますが、のどは12〜3月に、皮膚は7〜9月に多い傾向があります。
潜伏期間:おおよそ2〜3日です。
保育所・学校(出席停止期間):高熱の期間は他人への感染力がありますが、抗生剤を24時間以上内服すれば、他人への感染力はなくなります(ただし合併症を予防するために、10〜14日間は内服しなければなりません)。
 
症状
(1)咽頭炎・扁桃腺炎 発熱(90%以上)、のどが痛い、のどが赤い、扁桃腺に白いものがつく。
(2)口蓋の点状紅斑・点状出血斑 口の中に赤い小さな点状の出血斑が認められます。
(3)イチゴ舌 舌の表面が、イチゴの表面のようになることがあります。(発病2〜4日目)
(4)全身発疹 顔やからだ(特にわきの下、下腹部)に、小さい赤い発疹が多数出現し(発  病1〜2日目)、かゆみを伴うことも多いようです。
(5)皮膚落屑 ほかの症状が消えた後(5〜6日目以降)に手足の指先から皮がむけてきます。
 
検査
1.溶連菌迅速診断キット
綿棒で、のどの菌を採取し検査します。溶連菌かどうか15分位で診断できます。ただし溶連菌だけしか判定できません。また検査前に抗生物質を飲んでいると正確には診断できません。
2.咽頭培養検査
同じく綿棒でのどの菌を採取し検査します。溶連菌だけでなく、他の細菌も診断できますが、数日後に結果がでます。この検査も、検査前に抗生物質を飲んでいると正確には診断できません
 
治療
溶連菌感染の場合は急性腎炎・リウマチ熱などの合併症を防ぐために、10〜14日間は抗生物質を飲むことが勧められています。
 
家庭での看護
家庭では、安静をしっかりとることが大切です。寒くなく、暑すぎないような保温調節が必要です。
食事は、食欲はなくても当たり前のつもりで、子どもの好きなもので消化の良いものを与え、水分を充分にとれるように心がけて下さい。入浴は、高熱が続く間は控えて、体が汗ばんできたら、お湯をしぼったタオルのあとに乾いたタオルでふいて、サッパリと着替えさせましょう。熱が下がってきて、37.4度以下が24時間以上続いたら、汗を流す程度から入浴を始めてみましょう。
 
合併症
(1)直接的な合併症 中耳炎・気管支炎・リンパ節炎・副鼻腔炎など
(2)急性腎炎 溶連菌感染後、3〜4週後に発生することが多く、突然、むくみ、尿が少なくなり、血尿や蛋白尿が出たり、血圧が上がるなどの症状があります。安静、食事や運動の制限や入院が必要になることがあります。
(3)リウマチ熱 溶連菌感染後に、発熱や身体の各部に炎症が認められます。(多関節炎、不随意運動、皮下結節、心炎) 
 
登園・登校
抗生物質1〜2日内服後、発熱や発疹が治まり元気があれば、登校・登園してもかまいません。
 
溶連菌感染の再感染
A群β-溶血性連鎖球菌にはいろいろなタイプがあり、4〜5回は感染する可能性が言われています。
 
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